英会話教材の聞き流し? 英会話教室? → 金をドブに捨てる前にこれを試せ!


そんなもの、あるだろうか

聞き流すだけで英語が上達とか、さんざん聞いたことのあるフレーズだよな。ほんとかなあ…といぶかりつつも、やってみようかな…と思っているそこのお前!! この記事読んでから考えな!

聞き流しちゃ、ダメ
英会話教室はどうなの
じゃあ、どうしろと?
で、何を聞けばいいんだよ
お前の目指すものを言ってみろ
上達しないワケと鍛錬法
聞き方はこうしろ
喋り方はこうしろ
無理なら長いものに巻かれろ
めげるな、落ち込むな
しゃべる能力はまた別の話だ
終わりに
聞き流しちゃ、ダメ

宣伝で「聞き流し」と言っているのは、本当に聞き流していいってわけではないぞ。意識をある程度でも音声に傾けておかなくては絶対にダメだ。習得に必要な期間は、意識の傾け度合いに比例する。

まあ、そりゃそうだな。例えば、テレビをつけてニュースを流してみろ。で、この記事に意識を集中して読み進めてみろ。読み終わったとき、この記事の内容もニュースの内容も両方事細かく把握できていると思うか? できたなら、お前はそもそも教材の助けなんかいらない、神に選ばれし者だ。

ああ、寝ながら聞くとか、インチキくさい方法もやめとけ。全く頭になんぞ入らん。第一、頭を休めるために寝るのに、働かせてどうするよ? 眠る前は自然に内容が 頭に入るだと? そんなわけがないだろう。寝るんだぞ? アフォか。詐欺も大概にしとけ。論外。

赤ちゃんが言葉を覚えるプロセスと同じどうたらこうたらってのもあったな。ふざけんな。赤ちゃん馬鹿にしてんのか? あいつら、言葉だけではない全てのものを、固定観念も概念もなしに全身全霊全力をかけて反復吸収しようとしてるんだぞ。既に出来上がった知識ベースの上に胡坐かいて適当に毎日を流してるだけの大人が敵うかっての。

英会話教室はどうなの

英会話教室ってのは、「英会話」教室だ。

つまり、「会話」を訓練するところであって、文法やら単語やら細かく手取り足取り教えてくれる場所ではないってことだ。そんなもん、自分で家でやってから来やがれってのが基本スタンス。

昔々、「講師は全員外国人」とかいうキャッチフレーズの教室があったな。実は、講師が外国人じゃあ困るんだよ。なぜか? 奴らはネイティブだからさ。俺らノンネイティブが感じる疑問に答えられない…というか、俺らが何を疑問に思っているのかすら理解できないことも多い。そもそも、その疑問は「英語で」奴らに伝えなきゃならんのだぜ。日本語をちゃんと理解できる外国人講師なんて、ほんの一握りよ。

よし、お前に尋ねよう。

「彼が言った」 「彼は言った」  この使い分け方を、外国人がわかるように明確に定義して述べよ。

多分、俺たちが “a” と “the” と無冠詞の使い分けに感じる疑問なんかは、奴らにとってこういうものなのだろう。奴らの返答はこうだ。

「太陽とか唯一の物は the、話の中に一度出てきたものが再度出る場合は the で…」

そんな教科書に載っとることはわかっとるっちゅうねん! わかんないのは、それ以外にも頻繁に出てくる the や a なんだよ!

「うーん、何がわかんないのかわかんない。」

こんな感じで、役に立たん。結局、英会話教室ってのは、文法と語彙を既に相当数習得している奴が、英会話の中に脳からその知識を引き出して織り込む訓練をしたり、他の奴の言い回しをぱくって体得するための場であるわけだ。性格が受け身な奴、家で勉強しない奴は、入会する前から 200% 金ドブ確定。

じゃあ、どうしろと?

何の教材でも、テキストを広げて、意識をきっちり教材の音声に集中して聞くのがいいのだが。まあ、普通に「自主勉強」というやつだな。でも、続かないんだよな? 続かないから、聞き流す「だけ」などという甘い言葉に心を動かされてしまっているのだろう。そうだろう? そうなんだな?

空いた時間で聞くってのはアリだ。俺は通勤時間に車で聞いている。往復で 30 分ほど。しかし、意識を 1/10 くらいしか傾けていないので学習効率はかなり悪い。というのは、全力で聞くと多分事故る。通勤時間という毎日繰り返される人生の究極の無駄を、外国語の勉強に向けるのは非常に有効だ。だが、そんなことのために人をひき殺したら本気でシャレにならない。くれぐれも過度に集中しないように気を付けてくれ。その点、電車の人はイイネ。乗り過ごすかもしれんけど。

え、俺?…うーん、そうだな。学習したりしなかったりする時期があって、かれこれ少なくとも 15 年はダラダラやっていると思うぞ。それでも未だに全然だがな。勉強の為だけの時間を割かない「ながら学習」なんてのはそんなもんさ。楽して身につけたかったら時間が掛かるのは仕方がないと諦めてくれ。

ということで、以後通勤時間だけを使って学習する前提で行く。

で、何を聞けばいいんだよ

ゴルフの誰々が…の、なんとかラーニングが有名だが。一言。

Too EXPENSIVE!!

である。数万~二十数万円の金が要るだろ、アレ。やり遂げられればいいのかも知れないが、まあこんな記事を読んでいるお前は脱落するだろう。馬鹿にしているわけではない。俺と似た者同士、よくわかるぜ。

じゃあってことで、かれこれ俺がずっとダラダラやっているのはコレだ。

DUO01

まず、こいつの特徴や目指せるところはどこかというと…

内容文がちょっとした続き物語になっていたりしてウケる。文にはかなりの単語と構文が仕込まれていて、文を覚えることで単語や言い回しを 覚えることができる。560 の例文を覚えると、1,600 の単語と1,000 の構文を覚えたことになる。CD の音声ははっきりくっきり聞きやすい。
リアル英会話割と使えるフレーズがあるぞ。
TOEIC700 点くらいまでならこれのみでいけるだろう。残念ながら、TOEIC のリスニングには無力。
価格

安い。途中で投げ出しちゃっても痛くない。本体のテキストと CD が別売なので、目的に合ったものだけ買えばよく、コスパ高い。

例文はこんな感じだ。

Section 15. 177.

女「ナオミは自分の完璧なスタイルをひけらかしたがる。私も彼女みたいに痩せていればなあ。彼女が羨ましいわ。」 男「ダイエットすれば。」

“Naomi likes to show off her perfect figure. I wish I were thin like her. I envy her.” “You could go on a diet.”

Section 17. 190.

「デイブはデブでドジ。浅い小川を飛び越えた時に、躓いて足首を捻挫したんだ。」

Dave is fat and clumsy. When he leaped over the shallow stream, he stumbled and twisted his ankle.

なんやねん、その例文は!! というのが結構あって、しかも数回続きストーリーモノになっていたりする。登場人物の一人でちょくちょく現れるボブという奴が、これまた女に振られたり、いいように利用されてみたり、シカトされたり、嫌がらせされたり、服を前後さかさまに着てみたりで結構救われないヤツというのが、この教材に対する俺の感想。

お前の目指すものを言ってみろ

まず、お前は何をしたいんだ? どこに目標を置いているんだ? 英語のテレビ番組を聞きたいのか? 外国人と喋りたいのか? チャットだけでいいのか? それとも、いっとき TOEIC で高得点を取れさえすればいいのか?

こいつは英語力のベース部分に属する教材なのでどれにも使えるが、TOEIC のリーディングには役立っても、残念ながらリスニングにはあまり役立たんぜ。というか、私感だが、TOEIC の喋りの音が特殊すぎる。ものすごくほわほわしててとにかく聞きづらい。いや、聞こえない。全然単語をつかめない。

はっきり言おう。日本人の耳には嫌がらせとしか思えない TOEIC の音声より、ホンマモンの英語ネイティブやリアルパチモン英語外国人のほうが 10 倍聞き取りやすい。TOEIC 音声のリスニングを向上させたければ、TOEIC 専用に開発された音声教材しかないと思う。つーか、TOEIC 受けるってことは、一年以内に 750 点以上取らないと降格とか、結構切羽詰まっているのだろう? こんな記事読んでないでさっさと専用問題集買って勉強しろ。一瞬の点数さえ取れればいいものに、「ながら学習」や「正統派の学習」では時間が掛かりすぎる。車の性能試験宜しく、実力を豪快に水増しした点数を叩き出せるよう、対試験に特化した訓練がベストだぜ。

逆に、テストの点なんかどうだっていいよ。ぼちぼち聞こえてぼちぼちなんとか話せればとりあえず満足だよって人は、ダラダラやってみる価値があるぜ。

上達しないワケと鍛錬法

人間は忘れたり、体が鈍ったりする生き物だから。使わない能力はなかなか上達しないし衰えていくのよ。毎日外国人とお話しする環境にいない状況では、今の能力を維持するだけでも並大抵のことではないね。なので常に反復することが必要だ。

俺がずーっと同じ教材を反復して聞いているのは、そういうワケだ。

その教材の詳細を教えろよって?

別に特殊なもんじゃないぜ。高校生とかも使っているし、そこらの本屋にも売っているものだ。しかも、前世紀から存在する、息の長ーい定番中の定番教材だな。

単行本 (テキスト)¥1,296必須
基礎用 CD¥3,024CD 5枚組
復習用 CD¥1,296CD 1枚

まず、単行本(テキスト)は必須だ。

次に CD だが。

この記事を読んでるってことは、勉強したくねえなあ、テキストとか見たくねえなあという、俺と同類だな。「ながら学習」以外は極力したくないってわけだ。そういう奴は「基礎用 CD」が要る。こいつは、日本語例文 → 英語例文(遅い) → 重要構文や単語 → 英語例文 (普通) の順に読み上げられるので、テキストがなくても割となんとかなる。

一方、「復習用 CD」は、普通スピードの英語例文の朗読のみがひたすら続く。テキストと一緒に聞かないと、覚えていないところはさっぱりわからないので、これだけで最初から「ながら学習」はできない。しかし、復習用なので、CD 一枚、一時間で一周終わる。例文を大体一通り把握したら、こいつを聞けば本当に覚えているのか、覚えた気になっているだけなのかもわかる。まあ、駆け出しなら当分イラナイとは思う。「いつかは俺も…」ってやつだな。

ながら学習ではとりあえず、「基礎用CD」をひたすらのんびり繰り返すのがいいだろう。

DUO 3.0 で探すと、他にも暗記用のカードだのライト版 CD のようなものだのが出てくるが、全て不要だ。

聞き方はこうしろ

例文を聞くときは、聞き取れなくてもわからなくても覚えられなくても、いちいち止めるな、振り返るな。そんなことをしていると、ちっとも先に進めないので、速攻で嫌気がさして投げ出すのがオチだ。わからないながらに何週も何周も回していると、普通に聞こえて覚えられる箇所と、やっぱり全く聞き取れない、わからない、覚えにくい箇所に分かれてくる。振り返るのはその時でいい。

歩みはとても遅いかもしれない。だが、無駄な通勤時間を音楽を流してやり過ごしているよりは遥かにマシだ。実感できないだけで、着実に前に進んでいるから気にするな。

喋り方はこうしろ

繰り返し聞いて、文が頭に残る様になってきたら、今度はシャドウイングをしてくれ。電車の中では気違い扱いされてしまうので、実際の発声はせずに頭の中でイメージするしかないが、車なら発声も可能だ。

シャドウイングというのは、CD の音声から少し遅らせて、後からついていくような感じで発声する練習だ。ついていきながらも意味をよく噛みしめる。これによって、耳に入った英語をしばらく記憶に留めておく能力と、英語を発音する能力が強化される。具体的にはこういうことだ。

CD : Jack has a bat and two balls.

お前:          Jack has a bat and two balls.

これをやらないと、語彙力とリスニング能力以外が上がらないのだが、正直この教材の音声は非常に聞き取りやすいので、リスニング能力の向上には元々あまり寄与しない。

また、どうしてもシャドウイングが難しいようであれば、まずはオーバーラッピングから始めよう。慣れたら必ずシャドウイングに移行してくれ。オーバーラッピングというのは、

CD : Jack has a bat and two balls.

お前: Jack has a bat and two balls.

こういうことだ。なぜずっとオーバーラッピングじゃいかんのかというと、自分が間違って単語を覚えていたり、変な発音をしても、CD の音と被って気づかなかったりするし、文全体を短期的に記憶に留めておく能力が育たないからだ。

この記憶能力が育たないと、英文を聞いているその瞬間瞬間は理解しているのに、次の文に進む頃には早くも前の文が頭から消えてしまい、話の流れ全体としての意味がぼやけてくる。結果理解できないという状態になる。厄介なことに、どういうわけかこの能力は脳の中で日本語と英語それぞれ別の扱いになっているようだ。

無理なら長いものに巻かれろ

発音は CD の通りに真似しろ。頑張れ。いや、そんなことを言われても…だろうから、コツを教える。以下の四点を押さえろ。

日本語発音を捨てろ。特に、desk → desuku、that → thatto のように勝手に子音を母音化するな。これをやっちまうと、お前の英語が通じなくなる確率がドカンと跳ね上がる。

大きな声ではっきりと、発音しろ。AR は意識して口を大きく開けろ。ER、IR、UR はスペルが違うだけで全部同じ音。口の開け方も普通でいい。AR と ER/UR/IR の違いは、説明よりまず聞け。Section 2. 16.  At times I confuse “curve” with “carve.” で習得しろ。

B と V と F 、L と R、F と H の発音だけはしっかり分けろ。たとえ耳で聞き分けられなくても、自分が発音するときだけは分けろ。安心しろ、俺も聞き分けられない。

the に代表される ð 音の発音が苦手な日本人は多いな。the の発音ができなくて「ザ」とか「ジ」とか発音するくらいなら、「ダ」「ディ」と発音してしまえ。that は dat、this は dis、bother は boder だ。安心しろ、「ダ/ディ」はノンネイティブ英語話者の主流派発音だ。ガラパゴスでクソマイナーな「ザ/ジ」よりは、遥かに聞き取ってもらえる。但し、さっき述べたように語尾を母音化するな。datto、disu はダメだ。

以上を押さえれば、後はスペルなんぞ無視して、お前が聞こえた通りに発音しろ。literature が「りららちゃー」に聞こえれば、りららちゃーでいい。「りたらちゃー」に聞こえれば、それでいい。

…なーんてことを言っていると、「発音は最初に完璧にすべきだ」だのなんだのとグズグズ言いだす馬鹿が湧いたりするが、ほっとけ。まずは口に出して喋れ。先に進め。止まるな。

はっきり言おう。ノンネイティブの発音なんてみんなかなり訛っているし、訛っていたってだれも気にしちゃいない。日本人だけだ、そんなことに拘っていい気になっているのは。ただ、聞き取ってもらえないのはマズいので、上にあげた点だけ気を付けろということだ。

めげるな、落ち込むな

無駄な時間を有効に使っているだけでもいいことだが、効果を実感できないとだんだんめげてくるかもしれない。英語ニュースなんぞ聞いた日には聞き取れなくて泣きたくなる。英語新聞なんぞ読んでみた日には破り捨てたくなる。しかし、お前自身が気付かないだけで、少しづつ能力は向上しているのだ。しているのだが、ニュースや新聞は、元々要求する能力が遥か高いところにあるので、全然進歩した実感を感じられないだけだ。

一つ問いたい。「お前は英語ニュースや新聞のために英語を学習するのか?と。ほとんどの奴は違うだろう。なら、気にすることはない。

かと言って、ながら学習といえども効果が見えなければ疲れてくるかもしれない。そんな時は、ちょっと下の動画を再生してみてくれ。

初代ポケットモンスター英語版から “Pikachu’s Good-bye” という話だ。あ。なんか…全部じゃないけどかなり何言ってるかわかるかも。と感じられたなら、こういうものに寄り道してもいいだろう。

北米では Pokémon と呼ばれるこのアニメだが、非常に簡単な単語しか使っていないにもかかわらず、十分な言い回しをこなす。子供向けなので、発音はわかりやすく聞きやすい。聞いて意味が分かると学習モチベーションが下がりにくい上に、原盤の DVD では英語字幕を出せたりするので、英語教材として購入をお勧めしたいのだが…。いかんせん、北米版なのと、作品自体が20年くらい前の物なので、amazon リンクをポチっと一発ゲットだぜ!! というわけにはいかないのが残念なところだ。

二人組のロケット団が登場時に口上を述べる場面だけは難しい単語、devastation (荒廃), denounce (弾劾する) が連発するが、他の部分で難しい単語は rodent (ネズ公)、bug (ウザがらせる) くらいのものではなかろうか。

上の動画の回では気にしなくていいが、実は Meowth (ニャース。額に小判を付けた猫) は訛った英語を喋る。英語の訛りとは実際どんなものかは、別記事の 英語の訛りとはどんなものか? 実例は? 聞き取る方法は? で紹介しているので、参考にしてくれ。

そういや、最近 Pokémon GO というスマホゲームが発表されて世界中で凄い騒ぎになってるな。公式サイトで発表された公開映像の最後に出てくる “GOTTA CATCH’EM ALL” (= have got to catch them all ポケモンまとめてみんなゲットだぜのような意味) ってフレーズも上のビデオでオリジナルを聞けるぜ。そもそも “Pokémon GO” 自体が、北米版で Pokéball (モンスターボール) をポケモンにぶつけて捕まえる時の掛け声、”Pokéball, go!” に掛けてるしな。

話は戻って、ポケモンの英語では少し簡単すぎるのであれば、NHK World TV (左のリンクは Android 用)はどうだろうか。いつでも無料で日本人の喋る聞きやすい英語を聞くことができる。一昔前は、巨大パラボラアンテナと特殊なチューナーを設置しないと観られなかったのだが、今はスマホで見られるのだ。便利な世の中になったのお。

しゃべる能力はまた別の話だ

実のところ、自分でリーディングとリスニングは頑張れても、スピーキングを上達させるのはなかなか難しいんだ。これは、実際にその場面になればわかるのだが、「発音は、できる」「単語は多分、知っている」「恐らく、しっくり来る言い回しも知っている」「だがしかし、頭の引き出しから引き出せない」という状態になる。こればっかりは、どんな教材でも同じこと。人間相手に会話訓練して脳内回路を繋げないと上達はなかなか難しいね。ただ、引き出せないながらも、引き出しがあるのとないのでは全然違う。引き出しができたら「英会話教室」に行ってみるのもいいだろう。

終わりに

ところで、ここまできて、偉そうなお前はどうなんだよ? と思っているだろう。さぞかし英語ができるんだろうな? と。

答えは、勿論 「No!」 だ!

なんと、こんな低レベルな野郎が偉そうに散々講釈を垂れていたんだぜ!

TOEIC640 点

事前勉強全くなし。一回ノルマで渋々受けただけで、再度受ける気も無し。TOEIC 問題集とか参考書とか一応は買ったが、買うだけで満足というお約束。TOEIC のリスニングは序盤以外俺にはロクに聞こえないので、適当にフィーリングで回答。リーディングだけ本気出す!…が、それも得意というわけではない。

ちなみに、TOEIC 試験の音声だが、TOEIC 公式無料スマホアプリ、「English Upgrader」 (左のリンクは Android 版)の音声より遥かに曖昧で聞き取りにくい。

リーディング中学生+αレベル

Final Fantasy IX 北米版とか、リアルタイムじゃないゲームなら、ほぼ文章の意味を理解してクリアできる…が、辞書必須。

わからないことをぐーぐる先生に聞いた結果、検索結果に英語のページしか返ってこなくても泣かない。適当に読む。

リスニング中学生+αレベル

Final Fantasy X 北米版とか、音声と同時に字幕が出るゲームなら、なんとかついていける。

ポケモン北米版とか、子供向けアニメなら字幕なしでもなんとかついていける。

NHK World TV だとか、リアル英語会議でも、日本人がしゃべる英語ならなんとかついていける。

BBC News や Al Jazeera、CNN はわかったり、わからなかったり、わからなかったり。わからなかったり。

大人向け英語ドラマはよくわからない。

スピーキング中学生+αレベル

ホンマモンの奴らのホンマモンスピードなんてとても無理。言い回しは中学生レベル。飛行機が遅れくさって乗り継ぎ便を逃しちまったから、一晩泊まるとこ手配してホスィ…程度なら、なんとかひとりでお話しできるもん。てなところ。

ディベートとか、リアル客相手にガチビジネスとかは、ちとムリ。

作文能力中学生+αレベル外国のウェブサービスで問い合わせたり、トラブったりしてもなんとかなる、くらい。日本人スタッフのチャット対応営業時間外でも、外人スタッフがいるなら特攻する。

めっちゃ低スペック。

だがしかし、実際の所、こんな毛の生えた中学生レベルでも、なんとかなる場面も多いのが実際だ。リアルビジネスの重要な会議や電話口でガシガシ意見の応酬をしようと思ったら、そりゃ無理よ。そんな日が当たる場所に到達するには、それはそれは血の滲むような努力が必要だ。「ながら学習」ごときでは、ムリムリ。はっきり言っておく。

最後に、こんな言葉を覚えて帰ってくれ。

Don’t pour your money down the drain! (金をドブに捨てるな!)

じゃあ、ダラダラのんびりと頑張ってみてくれ。たとえ途中でやめてしまっても損することは、ない。気が向いたらまた再開すればいいんじゃないの。

お前は、できる!!


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