油べとつきサヨナラ? キッチン換気扇の鬼強化


油でベトベト。部屋中のあらゆるモノがいつの間にかベトついてる。イマドキじゃないキッチンフードなしのプロペラファン式だしね…ピコーン!! 排気を強化すればお手軽になんとかなるんじゃね?

フードをつけようと考えたものの…
強力換気扇ってアリマスカ?
有圧換気扇って高いのか?
有圧換気扇って、簡単に取りつくの?
届いたので取り付けてみる
実力は如何に?
今更驚愕の事実が判明!!
IYH!! イヤッホウ!!
三菱と東芝を並べてみる
壁に取り付け…られねえ!!
実力はあるんだろうな?
一方、外はとんでもないことに…
総括
フードをつけようと考えたものの…

換気システムを今時のシロッコファンのフードに変えるのは結構大掛かりになって大変そう。ファンなしでフードだけつけようと思ったが、今のプロペラファンの高い位置につけても油煙の広がりをとてもカバーできそうもない。仕方がないので、飲食店の厨房なんかにある大きいフードをつけようと思ったんだが、特注で五万くらいから、取付工賃プラス三万からとか…そこまで金掛けたくねえ。

…うーん、今のプロペラファンの排気量を上げれば、なんとかなんねーか?

強力換気扇ってアリマスカ?

一般家庭に取り付けできそうな超強力な換気扇なんてあるんかいなと思って探してみたら、普通にあった。有圧換気扇とか圧力扇だとか高静圧型換気扇とか呼ばれているらしい。名前は知らんでも、きっとみんな見たことある。飲食店の厨房についてる業務用換気扇のことだ。

で、「換気扇」と「有圧換気扇」の違いを調べてみたんだが…

普通の換気扇より強い換気扇が有圧換気扇

らしい。なんだよそれ!! 明確な定義ないのかよ!! まあ、外で強風が吹き荒れているくらいで負けるような雑魚でなく、高気密な部屋で回すと負圧になってドアが開かなくなるくらいのパワーを持つのが有圧換気扇ってこった。

有圧換気扇って高いのか?

アマゾンさんに聞いてみると、有圧換気扇は何社か製造していて、そのうち三菱が最も安い。うちは元の換気扇の羽根が 25cm のやつなので、8,000円くらいで買える。30cm でも 8,800円くらいだね。

…いや、普通の換気扇なら、今使っているパナソニックでも 4,500円くらいだし、メーカー選ばなきゃ 3,000 円くらいから買えるんだから、8,000円は高えだろ!! …なんだけど、パナソニックや東芝のは羽根径 25cm サイズでも一万円超なんだ。しかもだ。なんと、三菱電機の有圧換気扇は他社より安いのにシャッター標準装備なんだよ。

は? シャッターとかあったりめーだろ! 風だの虫だのが入ってくるだろうが!! と思うかもしれんが、他社のは別売。しかもシャッターだけで数千円しやがるの。

そんなわけで、価格的に三菱に決まりね。

有圧換気扇って、簡単に取りつくの?

取説をダウンロードして見てみた。普通の換気扇が壁の取付枠の内側から手回しネジで突っ張る形で固定するのに対して、業務用換気扇は枠正面へ木ネジないしボルトで固定する。枠の厚さは 20mm 以上あればよいとのこと。

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今使っている普通の換気扇より手前へ出っ張り、重量が 1kg 重くなる (羽根径 25cm 品で3.6Kg) けど、取り付け自体は簡単にできそうだね。木ネジ八本止めなのでメンテ性は下がるが、重量増加+重心が手前に来るのでしっかり固定は仕方あるまい。

あ、上の取説にも書いてあるが、木ネジで簡単に取り付けられるのは羽根径 30cm 品までで、40cm 以上はボルトのみだが、一般家庭で 40cm 換気扇なんてないから気にしなくてよいだろう。

届いたので取り付けてみる

箱の中身は至ってシンプルだ。換気扇だしな。普通の換気扇と大きく違うのは、羽根が金属でできているってことだ。これが高速回転するので、普通の換気扇のように簡単に手回しでは外せないようになっている。

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運転中に指なんぞ突っ込もうもんなら、もうそれはそれは恐ろしいことになりそうだ。安全のためには別売のバックカバーを取り付けたほうがいいのだが、こいつがまた結構なお値段しやがるんだわ。記者宅は取付場所がそれなりに高い位置なんで大丈夫だろってことで取り付けなかった。

もう一つ、普通のプロペラ換気扇と大きく違う点は、ひもスイッチがついていないってことだね。紐どころかそもそもスイッチがないので、電路上に別にスイッチを設置する必要がある。

さて、とりあえず回してみようかね。シャッターは風圧式で、換気扇が動けば排気の風圧で開き、止まれば閉じる。こんな感じで上に向いててもちゃんと動くぜ。

取り付けは拍子抜けするほど簡単だ。前述の通り、壁の取付枠に木ネジ八本(換気扇に附属)或いは一般的なボルトで固定するのみ。壁だの配線だのが死ぬほど汚いのは気にしないでくれたまえ。DIY で新しくするつもりで一通り引っぺがしてから早一年…誰か、やる気スイッチ下さい orz

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実力は如何に?

線香を一束焚いて吸引力を比較してみた。確かに排気能力は上がっていて、目で見て普通の換気扇より遠くの煙も吸い込めるようになったのは確かなのだが、動画ではさっぱりわからなくてスマン。

普通の換気扇

有圧換気扇

ファンの音はスペック上うるさくなるが、気になる程ではなかった。気持ちうるさくなったかな? 程度。

さて、これで排気力が強化された。部屋のものが油でベトついていくのが軽減されるとよいのだが、少なくとも数ヵ月使ってみなければわからんな。

今更驚愕の事実が判明!!

そういや深く考えなかったが、普通の換気扇と実際スペック上どれくらいの差があるのだろうか? ってことで、今更調べてみる。

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これまで使っていたものと比較すると、三菱のは換気量が 25% アップ、消費電力が 7% ダウン、動作音が 7dB アップだな。能力アップしたのに消費電力はダウンしてたのか。なかなかお得なヤツだな。

パナと東芝の奴も入れて比較してみる。ついでに、60Hz 地域でのスペックも並べてみる。

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…なんか、一覧表にすると、パナと東芝のやつの換気能力が凄いな。記者は 50Hz 地域なんだが、それでも普通の換気扇より 60% 近く上がる。代償として、重量が換気扇本体ユニットだけでシャッター内蔵の三菱より更に 1Kg 重くなる。消費電力に至っては 60% 近くも増えてしまう。お値段も別売のシャッター部材合わせて 5,000円以上のアップだ。

その代わり、パナと東芝のは羽根の方向替えと配線の結線変更で、換気扇でなく吸気ファンとして使用できるぜ…一般家庭での出番はなさそうだがな。

IYH!! イヤッホウ!!

いやー、なんか数字見たら試してみたくなるじゃん? ってことで、買っちまったぜ!! 誤差の範囲な気がするが、カタログスペック上、若干だが換気能力の高い東芝を買ってみた…まあ、この選択が後で面倒なことになるんだが。

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三菱と東芝を並べてみる

御覧の通りだ。三菱より力がある分、東芝のほうがゴツく厚みがある。重量がありそうなのも一見してわかる。あと、三菱のは羽根が三枚、東芝のは四枚だ。

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とりあえず、並べて回してみようか。

左側の三菱のシャッターの開閉がお上品だな。東芝は力任せに蹴り開ける感じ。…って…ん? あの…東芝さん? 運転止めてもシャッターが閉じないんですけど? 上に向けてるからなのか? そういや、取説に「上面に取り付けるな」と書いてあったような気がしないでもない。壁に取り付ければちゃんとするのかな? 手で触る分には縦置きにすればちゃんと閉じてくれるようだが。

一応消費電力を測ってみる。三菱が 27W、東芝は 43W と出た。カタログスペックではそれぞれ 26W、41W なんで、まあ誤差の範囲か。

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壁に取り付け…られねえ!!

なんじゃこりゃあ!! 木ネジを通す小さい穴がねえ!! 東芝の奴はボルト取付以外想定されてねえのか!!! そういや、電源コードはキャブタイヤだし、電源プラグもついてなかったしな。一般人が一般家庭で使うことなんて微塵も想定していない仕様だ。ああ、相変わらずツメが甘い俺。

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今更取説をダウンロードしてよく見ると、パナのほうは木ネジ OK だった。んー、でも下の写真のシャッターのネジ穴、なんとなくボルトサイズに見えるんだが…。

…さて…どうしたもんかと考えた結果……三菱の木ネジ用穴と同じ位置にドリルで穴あけたったw

取り付けはちとしんどい。シャッターは換気扇に共締めして固定するのだが、穴はずれるわ換気扇とシャッター合わせると結構重たいわでなかなか。三菱のラクラク取り付けとは勝手が違う。

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しかもだ。取り付けて換気扇を回してみると、シャッターは開くが、閉まらねえときやがった。どうやら、取り付けの際に若干たわんでしまうようだ。ネジを外してシャッター単体を手でパカパカする分には閉じるのだが。

仕方がない。シャッターを開くほうにテンションをかけているバネがあるのでこれを引っ張って伸ばし、緩めてみる…が、ここでも失敗する。緩めすぎてシャッターの保持力がなくなり、バタン!! と耳障りな音を立てて閉じるようになってしまった。それだけならまだ無視すればよいのだが、換気扇を回すとシャッターが震えてブブブブ…ビリビリビリビリ…とこれもまた耳障りなビビり音が常時出るようになってしまう始末。ああ、もう!!

伸ばしたバネは戻らないので、仕方なくバネを切断して短くすることで調整。換気扇を取り付けてチェック。だめならまた外して…ダルい。最悪だ。何度も繰り返してなんとか閉まるようにはなったが、時間が経って油が付き始めたら速攻閉まらなくなる予感がムンムンする。だが、もういい。疲れた。

実力はあるんだろうな?

再び線香一束を炙り、吸い込みを確認してみる。下の動画はシャッターの開閉調整をする前なのでビビリ音がしているが、本来はしない。

おおお!! かなり強くなっているぜ! 更に遠くから吸い込むようになった。消費電力 60% 増しならこうこなくっちゃな!! これで様子を見てみよう。

一方、外はとんでもないことに…

人間ってやつは、吸い込みの力はあまり体感できないんだよね。なので線香なんかを持ち出して換気能力を確認していたわけだが。外がどうなっているかなと排気ダクトっつーかウェザーカバーを見に行ったら、予想より遥かに凄まじい勢いで風が吹き出していた。そりゃまあ、外から見れば超強力な扇風機に他ならないもんな。

総括

コスパ、消費電力、取り付けの容易さでは三菱がピカイチだ。スイッチの設置が必要なものの、普通の換気扇からさくっと取り換えるだけで、パナの普通換気扇比で 25% (60Hz 地域は 44%) の換気能力アップ、3% (60Hz 地域は 7%) の節電効果がある。電源コードもプラグも普通の換気扇と変わらない。アマゾンのレビューを見ると、プラモデルに塗装したりする趣味の人に人気があるようだな。

三菱よりもっと力が欲しいならパナか東芝になるが、こっちはほんとに業務用って感じなのだね。パナは知らんが、東芝のは電源プラグを買ってきてコードに取り付けるところから始めんと、試しに回してみることすらできないよ。

いずれにせよ、ケガだけはしないようにしてくれよな!!

2017/1/18 追記:

取り外した三菱の換気扇だが、お蔵入り…ではなく、こんなところに設置だ。和室の雰囲気もクソもあったもんじゃねえが、これで部屋で煙草だろうが天ぷら焼肉パーティだろうが OK だぜ!!

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天井裏はこんなことに。換気扇設置ついでに、天井裏のグラスウール施工 ― 無断熱住宅を低断熱住宅に進化!で使ったものと同じ「パワーポリカット」というグラスウールも敷いておいた。しかし、このパワーポリカット、メーカーラインナップからは消えているので既に生産終了っぽい。選べるサイズは大分減ったものの、まだアマゾンで買えはするのだが、届いた品は二年前に買ったものと比べて厚みが全然なく、ふわふわ感がなかった。圧縮パック状態から開梱しても完全に復元しない感じだ。恐らく長期在庫品なのだろう。これから買う場合は現行ラインナップにあるシリーズを買うことをお勧めする。

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換気扇の裏側はこんな感じ。え、これじゃあ天井裏が汚れる? あーあー聞こえない聞こえない。こまけえこたぁいいんだよ。毎日部屋で鍋焼肉天ぷらするわけじゃないし、煙草ももうやめたし、大丈夫さ。

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