海外の家電を日本で使ってみた


海外の家電を日本で使いたいことがたまーにある。当然電気の規格が国によって違うから、コンセントに刺してポンとはいかないし、動くかどうかすらわからない。場合によっては安全かどうかすらも。

そこを敢えてやってみようじゃないか。

ということで、中国で売られている家電を日本で動かしてみた。

警告:

本記事末尾の電源コードの作成であれば無資格者でも OK だが、最低限の電気知識は必要だ。適当なことをすると感電事故や火災の原因になるぞ。

屋内配線(壁コンセント~配電盤)に手を加える場合は、電気工事技術者の資格が必要だ。

ターゲットの家電

下の写真は豆漿機という家電で、日本ではスープメーカーに該当する。中国では割と一般的なシロモノだ。豆漿と呼ばれる豆乳の濃い奴や、中国粥、玉米汁と呼ばれるトウモロコシジュースなど色々な健康飲料を作れる機械。九陽 (Joyoung) というメーカーの豆漿機が定番だ。

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人柱道ここにあり

実は九陽の豆漿機、日本でもモデルは少ないものの売られていたり。Amazon のレビューを見る限りではなかなか評価は高いね。

なのに、そこを敢えて電気の規格が合わない中国から豆漿機を取り寄せるのか。それは、日本で売られているモデルは…

・ボディの色が好みじゃない (え?)
・ベースモデルが上位機種じゃない (多分)
・付属のレシピ本が日本人向けで、本場じゃない
・貴公子モデル (後述)

そんなところ。ということで、ハイエンドではないが上から二番目の機種が Ali Express で売られていたので注文。EMS 送料足してしめて175ドル。面倒を厭わなければ淘宝網で半額ちょいで買えそうだがね。

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届いたぞ

中身はこんな感じだ。本体に計量カップ、濾し網にボトル、洗浄ブラシ、電源コード、取説。

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電源をどうしましょ

中国と日本では電灯(家庭用電源規格)に以下の違いがある。尚、今回は変圧器を使わない計画なので、200V を使う。

 中国日本
電圧220V 単相二線式100V/200V 単相三線式
対地電圧220V100V
周波数50Hz50Hz 東日本, 60Hz 西日本
コンセントO タイプ他多数A タイプ(100V)、日本独自規格(200V)

え、日本に 200V なんてあったっけ? と思うかもしれないが、ここ30年位の間に建てられた家では単相三線式で引かれていて、100V と 200V を利用できる。とはいえ、日本の家庭では IH コンロや電気温水器、8畳以上のエアコンなんかの大電力を必要とする機器に使われているくらいだけどな。今回はこの 200V 電源を使う。記者は 50Hz 地域に住んでいるので周波数の違いは考えなくていい。

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定格電圧より低いということは

中国の公称電圧 220V に対して日本は 200V なので 20V 低い。200÷220×100≒91% だ。これを単純に考えるとヒーターは熱量が9%ダウン、モーター(整流子モーターの場合)も 9% 回転数が落ちる。だが、トランスで 220V に昇圧する気はない。あくまでそのまま 200V でいく。大電力を賄えるトランスは重いしでかいし高いからな。

2021/8/27 追記:

すいません。上の取り消し線入れてあるヒーター熱量計算のくだり、嘘ぶっこいてます。ご指摘下さった方々有難う御座います!正しくは以下の通り。

220V用電熱器を200Vで使うとオームの法則により、電流は91%となります。電圧も91%になるので、電力は 0.91×0.91=0.81 となり約20%の熱量ダウン。

ところでこの記事の豆漿機、途中タッチボタンが効かなくなるトラブルが起きた期間があったものの、その後どういうわけか持ち直し、現在も快調に動いておりまする。さすがにちょっと豆を砕くときにしんどそうにがんばってる音がすることがあってトルクは落ちてるかもだけど、毎週筋トレのお供の豆乳を量産してくれています!

細けえことはイインダヨ!

正直、この 20V の違い、記者は全く気にしていない。なぜなら…中国の電源は 180~270V くらいの幅があるふざけた品質だからだ。よく中国で○○が爆発というニュースがあるが、主な要因の一つはこの電源品質。ふざけた高圧が家電に掛かって爆発するのだ。ま、昔記者が働いていた地域は都会だし、工場誘致しているところだから安定していたけどな。田舎のほうとかはひでえんじゃないかね。

電源をつないでみる

そのままではつながらないので、手持ちの材料を組み合わせてみる。常用するときはちゃんと日本規格の 200V コンセントから豆漿機に直接繋げられるコードを作る(記事後半)が、まずは豆漿機の標準添付品で動作確認を取りたいのでこんな感じで日本規格の 200V 20A 用コンセントをユニバーサルソケットに変換した。これで標準添付の O タイプ電源コードを使える。

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智能栄養芯搭載

さて、前述のような中国のふざけた電源では出来上がりがぬるかったり、逆に熱すぎて噴きこぼれたりしそうだ。そこで智能栄養芯…日本語では…インテリジェントエンリッチチップ…日本語になってねえ。まあいい。早い話マイコン制御で「デキルやつ」だ。広告を鵜呑みにすればな。

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貴公子、参上。

この豆漿機は貴公子モデルの内のひとつ。な、何を言っているんだ…と思うが、広告がそう言っているのだから仕方ない。まあ、厳密には違う型番の売り文句だけどな。で、この貴公子は「免濾の貴公子」なのだ。

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「おから」を知っているだろう。豆腐を作る時に出るカスだ。豆漿を作るとおからが出る。このおからには栄養があって勿体ないし、カスの分だけ出来上がる豆漿の量が減ってしまう。食うという手もあるが、毎日おからなんぞ食えない。捨てるしかなくなる。そこでこの貴公子の登場だ。普通の豆漿機より二倍の回転数を出せるモーターや刃の形状の工夫により非常に細かく大豆を粉砕し、おからの発生を極限まで抑える。栄養的にも資源的にも素晴らしい。上の広告には「免濾の貴公子。奴が現れると豆漿は濾すことなくそのまま飲めるのだ」と謳われている。頑張れ、貴公子。

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実際に豆漿を作ってみる

作り方は簡単だ。付属の小さい計量カップ一杯…ではなくなぜか 9/10 量の大豆を水に6~10時間漬けておく。で、豆漿機にふやけた豆をぶち込んで、ポット内側の刻印 900ml~1300ml の間に水を適当に注ぐ。豆をふやかさなくてもできるらしいが、味がやや落ちるようだ。刃の摩耗を防ぐためにもふやかしたほうがいいな。

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電源投入。うん、マイコンが普通に起動した。豆漿を作るには「好豆漿」ボタンを押して「啓動/取消」ボタンを押すだけ。ぽちっと。いや、ボタンと言ったが、実際はタッチパネルだ。洗濯機のようなボタンだと使っているうちに壊れてくるので、これは嬉しい点だ。

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煮込みが始まり、暫くすると湯気が出てくる。ズゴゴゴゴ…と低回転で豆を砕く音がする。広告によると調理は五段階で智能栄養芯が温度や攪拌を微妙に制御して栄養や風味を飛ばさないようにしてくれるとのこと。時折本体が振動する様がドラクエの錬金釜のようで楽しい。

豆が粗く砕かれたところで再び煮込み。暫くすると、粗砕きの時とは違うかっちょいいモーターの加速音が聞こえてきた。ジェット旅客機のエンジンのようだ。これはなかなかいい音。どうやらこのモーターはコンバーターで回転数を制御されているっぽい。それなら 20V くらい入力電圧が低くても影響はないだろう。

モーターは何回にも分けて動く。考えて細かく粉砕してます感が感じられる。頑張れ、免濾の貴公子。

できたが…

30分くらいで完了を告げるブザーが鳴った。豆漿機本体から濾し網を通してカップに注ぐ。

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ん? おから?…しかし、普通のおからよりクリーミィできめ細かく滑らかな、それでいてまったりとした芳醇な…いやいや…

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オイコラ、貴公子の野郎!おから仕事してんじゃねえぞボケが!!

できた豆漿は普通にうまい。新鮮で大豆の風味が生きている。うまい。市販の豆乳のように飲みにくいクセもなくゴクゴクいける。しかしだ、このおからどうしてくれんだ免濾の貴公子さんよぉ!!

おから仕事の原因は?

貴公子は怠け者だった。普通のおからよりは大分きめ細かいものの、少なくはない量のおからを残していった。これでは廉価版の豆漿機とあまり変わらんので、原因を考えてみた。

入力電圧? → ヒーター熱量と過熱時間は智能栄養芯が制御するから問題ないはず。モーターも回転数を制御されているならこの程度の電圧差は智能栄養芯が制御して問題にはならんはず…多分な。智能栄養芯がクソでなければ。

豆、水? → この可能性は捨てきれない。豆も水も中国とは違う。

偽物をつかまされた? → ありとあらゆるものに偽物が蔓延る中国。可能性は捨てきれないが、それは今更どうにもならんので考えないことにする。

インターネットで百度先生にも聞いてみた。すると、中国人でも感想が割れていることがわかった。「濾さなくても全部飲めるアル。これはイイアル」と「おから大量に残りまくりじゃねえか。インチキこいてんじゃねえアル」だ。この差は一体何だ。豆か?分量か?よくわからないが、豆の品種、豆と水の分量は今後いろいろ工夫してみようと思う。

豆の皮を剥いてみた → あかんかった。結果変わらず。

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結論

免濾の貴公子は今のところ俺の期待に応えないクソ野郎だが、それ以外は問題なく、うまい豆漿ができたのでよしとする。今後豆漿だけでなく、この豆漿機で作れる本場中国の食べ物飲み物に挑戦していく…というか、本当は豆漿より玉米汁飲みたくて買ったんだけど、新鮮なトウモロコシは夏場でないと手に入らないんだよね。

玉米汁を作ってみた (2016年5月28日 追加)

新鮮なトウモロコシの季節まで待てないので、缶詰で作ったがうまかった。しかも、豆漿より簡単。

材料は、水とコーンホール缶詰…のみ。だが、缶詰は 100 円くらいで売っている中国やタイの輸入物は避けて、高くても国産にすべし。理由は簡単、「不味い。」 まず、風味がねえ。味音痴の俺ですらはっきりとわかる。どうしても 100円缶詰が余っているのであれば、水の代わりに牛乳を入れると良いな。

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さて、豆漿機にトウモロコシの缶詰を液ごとあけて、水量下限線まで水を入れるぜ。後は豆漿を作る時と同じ。30分で風味豊かな玉米汁の出来上がりだ。豆漿の時のように濾す必要すらない。

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俺は原味派なのでストレートだが、牛乳や砂糖を入れてもいいぜ。

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2016年12月6日 追記:

アヲハタブランドの十勝ホールコーン缶詰を製造していた日本罐詰さんの工場が、今夏の台風で氾濫した川に飲まれて大打撃を受けてしまい、市場からアヲハタ缶詰が姿を消してしまったわけだが…。ここにきて遂に再開を断念されてしまったとのこと。

朝日新聞デジタル: 「アヲハタ」コーン缶、被災工場が再開断念 脱缶詰模索

記事によると、缶詰の生産は断念したが、レトルトパウチに姿を変えて復活するかもしれないとのことで、応援したい。

電源コードの作成

豆漿機に付属のコードのプラグには 10A 250V と書いてある。これをそのままぶった切って流用することもできるが、標準添付のコードを加工したくない。かといって、この表示通りで日本の単相三線式 200V コンセントに適合する電源コードなぞ存在しない。

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実験では豆漿機に標準添付の電源コードを使うために無理やりコンセント形状の変換を行った。しかし、中国の白物家電は電源コード側の接点が IEC13、受け側の接点が IEC14 という形状であることが多いので、電源コードを別に作ればいいのさ。電力を食う家電は壁コンセントから直接繋ぐのが基本だ。コンセント側を O タイプに交換するのは電気工事士の資格を持っていないと違法だが、コードは誰でも作っていいんだぜ。そもそも O タイプコンセントなんて日本じゃ普通手に入らないし、交換してもコンセントが中国/オーストラリアの家電専用になっちまう。

IEC13 / 14 という規格名は知らなくても、お世話になっている人はかなり多い。デスクトップ PC の電源コードがそれだ。こいつのコンセント側プラグをぶった切って日本規格の単相三線式用 200V 15A プラグを取り付ければ OK さ。

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以下、ちょい難しい話になるが、わからなければ、昔の電源タップやノート PC、ポットに採用されている柔らかい線は絶対使うなってことだ。アレは取り回しがしやすいが被覆が二重になっておらず、傷つくと容易に銅線が露出し危険なので 100V を超えて使うことは厳禁だ。ノート PC を海外に持ち出すことがあるのに下の写真のようなコードを使っている奴は、PC ショップで二重被覆仕様のコードを買ってくることをお勧めするぜ。AC アダプタは 100V~240V 対応でもコードがそのままでは危険な場合があるという。これ意外と盲点な。

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…さて、添付のコードには 10A 250V と書いてあったわけだが、中華製品だし念のためコードに掛かる電圧を考えよう。下のデスクトップ PC 用電源コードの例では VCTF 3X0.75mm2 と書いてある。VCT は線の種類でビニールキャブタイヤといい、外部被覆の中に被覆された電線が入っている二重被覆のコードだ。電圧は 300~600V に対応する製品が作られている。ということで電圧に関しては OK。

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次、電流について。3X0.75mm2 というのは、ケーブルの中に 0.75mm2 の銅線が三本入っているってこと。0.75mm2 の三芯 VCT は 10A まで流せる。そしてこの豆漿機は最大定格 1000W とある。力率という仕事しない係数は計測なしにはわからないので適当に低めの 0.6 として、1000÷200÷0.6≒8.3A、10A まで残り 1.7A、17% のマージンがある。ま、大丈夫でしょ。(後日、実際にどのくらい電流が流れるか計測してみた。別記事の、200V で使える安いワットチェッカーを使ってみたで紹介している)

と、ここまで説明してなんだが、コードに仕様が書いてない場合がある。平河ヒューテックの電源コードとかな。その場合はプラグを見ろ。下の写真はブレていて見難いが 125V 13A と書いてある。コードが太くて硬くなるからお勧めしないが 13A なら余裕だな。こう言うと怒る人がいるかもだが、プラグの 125V って表示は無視していい。JET PSE って刻印が見えるだろう。この認証試験を通したのが 125V ってだけで PC 電源コードのプラグ自体は 250V 品と同等の性能を持っているし、コードの方は先に言った通り VCT なら上限 300~600V 迄に対応する。

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さて、三本ある線の内訳だが、通常は L (電源。非接地側), N (電源。接地側), G (アース) が繋がれる。今回使用する単層三線式 200V では L1 (電源。非接地側), L2 (電源。非接地側。逆電位), G (アース) となる。まあ、意味が分からなくてもいい。

ああ、あと 200V コンセントにアースが来てない二端子の場合は、面倒でも電気屋にアース線を引いてもらって三端子にしてもらうことをお勧めするぜ。2005年以前の 200V コンセントはアースなしのものがあるんだ。家電自体はアースが接続されていなくても動くが、漏電したときには誰かが感電するかして地絡するまで漏電遮断器が落ちないぞ。まあ、今回 200V といっても単相三線式なので、感電しても食らうのは 100V だからそうビビることもないっちゃーないけどな…まあ、濡れてなけりゃケンシロウの雄叫びくらいで済む。(但し、L1 と L2 を直接握ると 200V 食らうぞ。) これが海外で感電した場合は 220V だったら 220V がモロ人体に掛かるからマジでやばい。余裕で死ねる。

余談が長くなった。さあコードをぶった切ってプラグを換えよう。プラグは単相三線用 250V 15A 品でいい。パナソニック電工だと WF5114 だな。

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コードをぶった切ったら、中に三本銅線がある。心線を傷つけないようによく切れるカッターで慎重に被覆を剥くんだ。ここで、IEC13 プラグのどの接点にどの線が対応しているのか、テスターなどで確認しておく。まあ、普通は黒(L)、白(N)、緑(G) だが、絶対に確認してくれ。対応を間違えて繋ぐとブレーカーが飛んだり家電がぶっ壊れたりして危険だ。

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心線を捩ってから、左右逆の?マーク形にしてネジで固定する。この時、ネジの頭の裏面に逆?形にした心線が均等にかかるようにするんだ。これが重要だぜ。心線が一部しかかかっていないとそこが抵抗になり、大電流が流れた際に発熱して危険だ。又、再度言うが、結線を間違えないように。上二つのネジにそれぞれ IEC プラグの L と N 接点に対応する心線を繋ぐ。単相三線式 200V は 100V と違って N (接地側電線)がないので L と N ではなく L1 と L2 なのだが、左側に N に対応する線(通常白)、右側に L に対応する線(通常黒)を接続してくれ。下のネジはアースだ。IEC プラグの〒を上下逆さまにしたような記号の接点に対応する心線(通常緑)を繋ぐ。くれぐれも間違ってここに L を繋がないこと。パナソニックの資料も参考にしてくれな。

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こんな感じだな。簡単だろう。自作コードを初回使うときには、念のため使用中に線が発熱していないかどうか確認し、使い終わったら変形したりしている箇所がないかも確認してくれ。あと、海外家電は使わないときは電源コードを外しておくのが無難だぜ。爆発したり発火したりする可能性がないとは言えないからな。

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壁コンセントに刺してみようか。下のすっとぼけた顔のコンセントが単相三線式 200V コンセントだ。

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こんな感じだ。

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「海外の家電を日本で使ってみた」への14件のフィードバック

  1. 自作しなくても、NEMA 6-15 や 6-20 と IEC 60320 C13 の組み合わせの電源ケーブルが通販でありますよ。自作PCを200V駆動させる時によくやります。

    1. 與廣様

      ありがとうございます。

      NEMA 5-15/20 なら、稀に接地極側の幅がアレで古い日本の 100V コンセントに
      刺さらないことがあるものの、ほぼ形状互換であることは知っていましたが、

      日本の単三 200V 用コンセントと NEMA 6-15 も形状的に互換性があるのですか?
      NEMA 6-20 と日本の 200V 20A の物理形状が別物のようなので、
      はなから 15A も NEMA との互換はないものだと決めつけておりました…。

      既製品の NEMA 6-15 用コードが適合するのなら、ハードルが結構下がりますね!
      今の所は、豆漿機の他に使いたい海外家電はないのですけど、
      何か見つけたら試してみます。

  2. ヨーロッパの家電を日本で使えるかを調べていてこちらのブログに行き当たりました。「貴公子は怠け者だった」に爆笑しておなかが痛くなってしまったのでコメントを残させてもらいます。また海外で豆腐が食べたくなり大豆からミキサーで豆乳を作っていたのでこのような機会があることを知り勉強になりました。今度入手してみようと思います。

    1. ありがとうございます。
      結局、貴公子は相変わらずの怠け者でして、おから餃子を作ってみたりおからナゲットにしてみたりしていますが、
      おから100%ではとても食えたものではないので鶏胸なんかの混ぜ物をするのもあって、一回分でできる量が多いこと多いこと…。

      さて、ヨーロッパは大体どこでも公称電圧 220~230V なのでなんとか 200V でもいけそうな気がしますが、
      困ったことにコンセント形状が四種類くらい国によっててんでバラバラなので、
      白物家電なんかの電力を食うものはやはり旅行用のお手軽変換プラグに頼らずコードを加工したほうが安心ですね。

      日本の白物家電でも機能的には同じようなものは結構あったりしますが、
      海外モノはその国独特のデザインだったり文化に根ざした独特の機能がついていたりでなんとなくオサレな雰囲気が味わえるのがいいですよね。
      食は雰囲気と気分も大事だと思います!

  3. 220vと240vの家電を日本で使おうと思って検索していたらたどり着きました。

    良記事をありがとうございます。

  4. 私もイタリアのエスプレッソマシンが使えるか調べていて、こちらのブログに。「すっとぼけた顔のコンセント」で思わず吹き出しました。全く欲しくもなかった「貴公子」にでさえ散財したくなり危険なブログです。ありがとうございました。

    1. お、イタリアのエスプレッソマシンですか。いいですねぇ。使えるようになることを祈っています。

      うちにあったのは、むかーしのネスプレッソの昭和なつくりのマシンでしたが、なんか古いものや舶来物で入れるととても雰囲気が出るんですよねえ。
      ただ…やっぱりデミタスカップは小さすぎ!!

  5. 先にこちらを発見できていれば良かった!
    私は珈琲焙煎機ですが、パナの日本の200V用延長コードのテーブルタップ部の横一文字穴を広げ、中の接点金具も広げて、そこに機器のSEプラグを突っ込めるようにしました。Cプラグかと思ったら僅かに太かったので多分SEというヤツだと思います。

    1. おおお、やろうと思えば穴と接点を広げる力業で物理的にぶっこむことができるんですね…。それは考えたことなかったです。新発見!

  6. 中国の公称電圧 220V に対して日本は 200V なので 20V 低い。200÷220×100≒91% だ。これを単純に考えるとヒーターは熱量が9%ダウン

    ではなく、220V用電熱器を200Vで使うとオームの法則により、電流は91%となります。
    電圧も91%になるので、電力は 0.91×0.91=0.81 となり約81%の熱量ダウンになりますよね。

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