【海外】大出力 3.4A USB 充電器付き電源タップで快適出張旅行【国内】


何年も海外出張のお供にしてきた記者の USB 充電器付き電源タップ。流石に時代遅れで、タブレットとスマホを同時に充電しようものなら死ぬほど時間かかるので今時モノに買い替えた。ついでにレポ。

「電源タップ付き」にこだわる

USB 充電器だけならいくらでも選択肢はあるが、ここはやはり電源タップを兼ねているものに拘りたい。旅の荷物は少ないほうがいい。

ってことで、記者が選んだのはコレ。TOPLAND の M4154 だ!!

こいつの仕様とか諸々

早速 Amazon から届きましてん。

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一緒に 2A 充電対応の巻取式 USB ケーブルも買ってみた。充電器側が大出力対応でも、記者の手持ちケーブルは全部 1A までのものなので、能力を発揮できないのだ。

さて、この TOPLAND の M4154 は、USB を 2ポート備え、合計で 3.4A まで出力できる。コンセントはなんと 4口もついている。正直2口でいい…とはいえ、AC アダプタを刺せば2口分スペース取られそうだし、壁際で1口塞がれて使えない状況なんかもあるだろうから、多くて困ることはない。とはいえ、実のところ、コンセントより USB をもう 1ポート欲しい。

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裏面はこんなんなってる。壁コンセントに差し込むプラグは 180度回転できる。納めれば完全に四角い箱になり、邪魔にならない。収まりの良さは旅行荷物として重要だ。

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実は M4145 という、2.4A 出力でコンセントが3口の製品があって、記者は最初こちらを買うつもりでいたのだ。しかし、M4145 はデザインが完全に四角ではないのだ。とはいえ、納まりが悪いというレベルではないとは思うけど。

大きさを比較してみよう。適当にこんな図を描いてみた。今回買った M4154 より、最初の候補だった M4145 のほうが幅は細く、26g 軽い。しかし厚みがある。

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図の上に、記者が長年お世話になってきたものを置いてみる。

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壁コンに取り付けるとこんな感じ。このように昔ながらの真壁の日本家屋だと、柱が邪魔でコンセントが一つ使えない場合があるが、それでもあと3つある。又、左側 USB ポートには「main」と刻印があるが、取説によると、iPad の充電にはこちらを使えとある。記者は持っていないのでどこに何を繋いでもいいが。

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200V コンセントにつないで計測してみる

さて、この製品は正式に 100V~240V に対応しているので、海外でもプラグ形状さえ合わせれば機能するはず。以前の実験でも使った18ドルの激安 220V ワットチェッカーを、エアコンなどに使われる単相三線 200V コンセントにつないで調べてみる。

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このタップ単体の無負荷時消費電力は 0.4W。赤く光っているのは、雷ガードの LED だ。雷サージによる高電圧から一回だけ機器を守ってくれる。一旦保護が発動すると回路は焼き切れてしまい LED は点灯しなくなるが、雷ガードなしのタップとして使い続けることができる。

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Nexus7 (2013) を繋いでみる。200V 回路には 50mA の電流が流れている。

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タブレットを外し、容量もでかいがサイズもでかい PB-N28 という 12,000mAh の大容量モバイルバッテリーを接続してみると 98mA 流れた。

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今度は両方接続してみる。150mA だ。数字の比率から見るに、Nexus7 は 1A 充電、モバイルバッテリーは 2A 充電されているようだ。

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充電「されているようだ」というのは、この 150mA (0.15A) という電流値は 200V 回路側に流れているもので、USB の 5V 側を計測しているわけではないからだ。充電回路自身が消費する分やロスも混ざった値となる。又、末端で使われる電力が同じならば、電圧が低いほど電流は多く流れる。試しに 200V コンセントから外し、100V コンセントに繋いでみると、下の写真のように電流値は 282mA (0.28A) と、ほぼ倍増する。

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ここで力率を測ってみる。力率 (PF:Profit Factor) というのは、流れる電流に対する仕事率で、写真では 0.613 となっている。つまり、流れている電流の 40% 近くは、ただ流れているだけで何の働きもせずに発電所へ戻る無駄な電流だ。安価な充電器の力率は通常 0.6 近辺なので、この充電器が低いとかではない。

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力率が悪いと電気の無駄ってことで電力会社は嫌がるが、電気料金には反映されないので安心してくれ。企業の工場なんかでは低力率だとペナルティがあるけどね。

さて、力率が分かったところで、先程の 200V 回路の電流値 150mA を、USB 側出力定格の 5.2V に換算してみる。

150mA ÷ 1000 × 200V ÷ 5.2V × 0.6PF = 3.46 A

タブレット 1A + モバイルバッテリー 2A = 3A を超えるどころか、充電器の最大出力 3.4A すら超えてしまっているが、これは誤差の他に先に述べたような充電器自身の消費電力も混ざってしまっているからだ。充電器裏は結構熱くなるので、それなりに消費しているはずだ。

とりあえず、記者の手持ち機器では目論見通り、二台繋いでも充電速度が落ちることなくがっつり充電できるし、100V でも 200V でも動作することも確認できた。2A 充電対応の機器を二台繋いだ時の分配がどうなるのかも確認したいが、記者は持っていないのだ。残念。

後は耐久性だが…こればっかりは使い続けてみないとわからないね。

この辺のことは、時間がたったら追記するとしよう。

じゃ、快適なお泊りライフを!!


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